ドパミンのまめちしき
急性循環不全のショック時に使用する、混合型アドレナリン作動薬のドパミン。
ノルアドレナリンの前駆物質である内因性のカテコールアミンです。
快感が得られるホルモンとして知っている方が多いのではないでしょうか。
基本的な薬効・適応
作用は用量によって異なります。
- 少量⇒腎血管のD₁受容体に作用して血管拡張作用を示す
- 中等量⇒心臓のβ₁受容体を刺激して心拍出量増加
- 大量⇒α₁優位となり、血管収縮を起こす
急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)に対して適応があります。
黒質は大脳基底核の構成要素の一つで線条体にドパミンを送ることで興奮を抑制させる。線条体は運動機能や意思決定に関わる。
参照:大脳基底核のおはなし | 線条体 | 淡蒼球 | 視床下核 | 黒質 |前脳基底部 | マイネルト基底核 | 中隔核 | ブローカ対角束核 | ブローカ対角帯水平亜核 - Akira Magazine
好きな人を前にしたときドパミンがドパドパ出ます。
人が何かをしようと思ってワクワクしているときに放出されるようです。
このドパミンが減ってしまうと、相対的にアセチルコリンが増えて、パーキンソン病。
逆に増えてしまうと、統合失調症となってしまいます。
補足資料
インタビューフォーム
http://www.mochida.co.jp/dis/interview/dop-k_n10.pdf
添付文書
*ドパミン塩酸塩点滴静注液50mg「タイヨー」/ドパミン塩酸塩点滴静注液100mg「タイヨー」/*ドパミン塩酸塩点滴静注液200mg「タイヨー」