クレンブテロールのまめちしき
喘息に使われるβ2受容体刺激薬のクレンブテロール。
実は筋肉増量剤としてボディビルダーの業界の中では有名な薬のようです。
今回はそんなクレンブテロールについて豆知識を紹介していきます。
アドレナリンβ2受容体刺激薬。
気管支拡張作用があります。
他のβ2刺激薬に比べて長時間にわたって効果を発揮するため、長期管理薬(コントローラー)として使われます。
また、排尿筋弛緩作用もあるため腹圧尿失禁にも使われます。
商品名としては、スピロペントがあります。
適応としては
・腹圧尿失禁
があります。
クレンブテロールは主にボディビルダー達の間では知られる存在です。 クレンブテロールは「筋肉を残しながら体脂肪を減らしたい」「筋肉肥大と脂肪減少を両立」などの目的で利用するのだとか。
日本では処方箋医薬品ですし、ドーピングの対象薬であるので注意が必要ですね。
海外の例では、豚肉の肉質を変えるためにクレンブテロールを使うことがあります。参照:http://clenbuterol.xyz
中国では、豚にクレンブテロールを飲用させ、筋肉増強作用を利用し、豚の赤身を増やしていたそうです。
これによって中国では豚肉のクレンブテロール汚染事件に発展し、警察に捕まったケースも。
スピロペント
添付文書:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00057667.pdf
インタビューフォーム:http://medical.teijin-pharma.co.jp/iyaku/product/skhk4v0000000qzj-att/skhk4v0000000qzu.pdf