テラゾシンのまめちしき
高血圧や排尿障害に使用されるα1受容体遮断薬のテラゾシン。
血圧を下げる目的で使用されます。
基本的な薬効・適応
α1受容体遮断作用。
血管のα1受容体を選択的に遮断し、血管を拡張させて、血圧を下降させる。
シナプス前膜のα2受容体遮断作用が極めて弱いので、交感神経終末からのNAd遊離を増大させず、心拍数や心拍出量にほとんど影響を与えないため、非選択的α遮断薬に見られる頻脈を起こしにくい。降圧薬として用いられる。
本態性高血圧症(α1B:血管に多く存在)
前立腺肥大症に伴う排尿障害(α1A:前立腺に多く存在)
に用います。
名前の由来
名称の由来: Vaso は血管を表わす。血管作動型の薬剤としてバソメットとした。
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本態性高血圧とは
高血圧は発症する原因から「本態性高血圧」と「二次性高血圧」の二つに分類されます。前者は便宜上「一次性高血圧」と呼ぶ場合もあるようです。二次性高血圧は原因が明らかな高血圧であり、反対に原因が不明な高血圧群を本態性高血圧と呼びます。
参考資料
テラゾシン
添付文書:
http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/ph/PDF/400315_2149023F1030_3_07.pdf
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