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ウラピジルのまめちしき

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本態性の高血圧や前立腺肥大症に伴った排尿障害に適応されるお薬です。

選択的にアドレナリンα₁受容体遮断薬に分類されます。

 

主にα1B受容体遮断をして、血圧を下げる薬となっています。

 

基本的な薬効・適応

 

血管のα₁B受容体を遮断して拡張させます。

α₁受容体には、α1A,α1B,α1Dの3種類に分類され、α1Aは前立腺、α1Bは血管、α1Dは前立腺と膀胱に分布しています。

α₂受容体に対する遮断作用は弱いため、頻脈などを起こしにくくなっています。

 

α1遮断薬として初めて「神経因性膀胱に伴う排尿障害」の適応獲得

 

α₁遮断薬としては世界で初めて神経因性膀胱に伴う排尿障害が適応に追加されました。

 

脳の病気の影響で起こる排尿障害に、適応を世界で初めて獲得したようです。

 

参考資料

 

インタビューフォーム

file:///C:/Users/owner/Downloads/200022_2149020N1031_1_120_1F.pdf

 

添付文書

http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00054112.pdf