テルブタリンのまめちしき
喘息の息苦しさなどにに対して、使われるアドレナリンβ2受容体刺激薬のテルブタリンです。
ドーピング対象となってしまう薬でもあります。
同じ第二世代のβ2刺激薬であるサルブタモールと比較しながら見ていきましょう。
第二世代のアドレナリンβ2刺激薬です。
気管支のβ2受容体に作用して、気管支を拡張することで喘息の気管支閉塞による症状の緩解。
シロップ、皮下注、錠剤、顆粒剤があり、吸入薬がありません。
パリ〜ニース期間中に行われたドーピング検査でサイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)の陽性が発覚した。検出されたのは喘息の治療薬テルブタリン。チームはTUE(治療目的使用に係る除外措置)の申請を怠ったためと説明し、チーム医師がすべての責任を負うと発表している。
サイモン・イェーツ選手の例もあるので、しっかりと確認することが大切ですね。
テルブタリン0.25mgの皮下投与(30分おいて1回再投与可能)を,収縮が治まるまで4時間毎に行う;最大0.5mg/4時間。テルブタリンは70〜80%の妊婦において有効であり,本剤投与中の妊婦に対しては頻脈を監視すべきである。経口テルブタリンによる維持は有効ではない。
一方,わが国では,1980年代初頭に切迫早産の治療法としてβ刺激薬であるテルブタリンの「大量」維持療法が紹介され,日本中の産科病棟で長期間のテルブタリン持続療法が花盛りでした。
適応外での使用なので、保険適応は受けません。
添付文書:http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/670227_2252003F1085_1_03