ドキサゾシンのまめちしき
高血圧の際に使われる選択的α1遮断薬であるドキサゾシン。
血管のα1B受容体を遮断して血圧を低下させます。
プラゾシンの後に開発され、α1受容体選択性が高くなっています。
それでは、ドキサゾシンの豆知識を紹介していきます。
基本的な薬効・適応・主な商品名
薬理作用は
選択的α1遮断薬
血管のα1B受容体を選択的に遮断し、血管を拡張させて血圧を下降させる。
適応は
高血圧症 、褐色細胞腫による高血圧症
商品としてはカルデナリンがあります。
腎障害にも有効?
治療中の高血圧症患者に対するα遮断薬ドキサゾシンの就寝前投与によって、尿中アルブミン/クレアチニン比(urinary albumin/creatinine ratio、以下UAR)の有意な減少が認められたことをJournal of Hypertension誌6月号に発表した1)。
尿中のアルブミン量を低下させたとのことです。
カルデナリン(ドキサゾシン)の名前の由来
心血管系(cardiovascular)に作用することを意味する英語と、アドレナリンを減少させる (deadrenaline)という意味合いを合成して命名したそうです。
補足資料
添付文書:http://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/671450_2149026F1026_2_05