サルメテロールのまめちしき
喘息の吸入薬ではアドエアがよく知られていますが、今回はそれに含まれるサルメテロールについて紹介していきます。
アドレナリンβ2受容体を選択的に刺激することによって気管支の拡張を促します。
約12時間と長い時間作用するという長所を持っていて、喘息治療では発作予防のコントローラーとして使用されます。
短時間作用性β2刺激剤であるサルブタモールの作用持続時間が4-6時間なのに対して、サルメテロールはおよそ12時間持続する。ただし、サルメテロールは吸入から効果発現までに時間がかかる。
参照:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/サルメテロール
作用が長いのでコントローラーとして使用するようです。
しかし、作用発現までの時間が長いためにリリーバー(発作改善)としての使用には向かないようですね。
アメリカのFDA(米国食品医薬品局)の発表では、サルメテロールが重症の喘息悪化及び喘息関連死に関連があると発表しており、2006年に発表されたアメリカでの調査によれば、7ヶ月間の喘息関連死のリスクは、サルメテロール使用群では1万3000人中13人に対し、プラセボ(偽薬)群では1万3000人中3人であったことが報告されています。
似たβ2刺激薬
セレベント
添付文書:http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00050072.pdf
インタビューフォーム:http://www.info.pmda.go.jp/go/interview/1/340278_2259708G1022_1_010_1F