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トリメトキノールのまめちしき

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喘息を代表とした気管支障害に使用する、β2受容体刺激薬のトリメトキノール

β2受容体刺激薬の中でも、歴史の長い薬となっています。

 

東京オリンピックも開催されるということで、抑えといて欲しいのが

ドーピングの対象となる薬剤ということです。

 

それでは、トリメトキノールのまめちしきをご紹介いたします。

 

基本的な薬効・適応

 

β2受容体刺激薬

作用時間が短く、受容体選択性が弱いのが特徴。

 

適応として

気管支喘息, 慢性気管支炎, 塵肺症の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解

がある。

 

ドーピングの対象となっています

具体的な禁止物質としては、エフェドリン、メチルエフェドリン、プソイドエフェドリン、麻黄、メトキシフェナミン、トリメトキノールなどがあげられます。これらは、下記の表にリストを掲載していますが市販のかぜ薬やせき止め、鼻炎用内服薬の中には禁止物質を含んでいるものが非常に多く、注意が必要です。

参照:

知っておきたいアンチ・ドーピングの知識 2016年版 「勝つためにズルをするな」 | The Run

東京オリンピックが開催されるので、スポーツ選手への指導には要注意ですね。

 

一般用医薬品の成分としても使用される

「新トニン咳止め液」に入っています。

参照

薬と健康を見つめる製薬会社 佐藤製薬株式会社|商品検索

  

補足資料

 

添付文書:

http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00053661.pdf

 

インタビューフォーム:

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