ナファゾリンのまめちしき
鼻づまりや、目の充血に使用されるα1受容体刺激薬のナファゾリン。
一般用医薬品の点眼剤、点鼻剤に、良く使われる成分です。
しかし、使用方法を間違えると、薬が効かなくなるどころか、症状が悪化します。
ナファゾリンに関するまめちしきを読んで、正しい使い方を覚えていきましょう。
α₁受容体に直接的に刺激作用
(血圧上昇の目的では応用されない)
細動脈血管の収縮による血流量減少が薬理作用。
・表在性充血(点眼)
・上気道の諸疾患の充血・うっ血(点鼻)
・上気道粘膜の表面麻酔時における局所麻酔剤の効力持続時間の延長(点鼻)
・上気道の諸疾患の充血・うっ血(点鼻)
に使用される。
連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるの で、基本的に五日以上続けて使用すべきではない。使用する際は、急性充血期に限って使用するか、又は適切な休薬期間をおいて使用すること。
点鼻薬の効果が少なくなる
↓
大量に、頻繁に使うようになる
↓
ますます血管が増生する
↓
鼻粘膜が充血、膨張。
薬が一切効かなくなる。参照:
1日3回以上
さらに、5日以上は使用しないで下さい。
症状が悪化します。
この悪化した状態が、「薬剤性鼻炎」となります。
悪化も辛いのですが、もっと辛いのが、薬剤性鼻炎の対処法である「鼻うがい」です。
管理人も鼻うがいを試した事があるのですが、鼻の奥が非常に痛くなります。
さらに、鼻の奥から喉の奥の痛みなので、なんだか気持ち悪い痛みです。
そのため、正しい使用方法で使用して下さいね。
添付文書:
インタビューフォーム:
https://drs-net.novartis.co.jp/siteassets/common/pdf/pv_/if/if_pv__02.pdf