デノパミンのまめちしき
慢性心不全に使用されるβ1受容体刺激薬のデノパミン。
主に経口投与として使用する薬剤です。
同じβ1受容体刺激薬でも
ドブタミンは急性心不全(静注)
デノパミンは慢性心不全(経口) に使用します。
そんなデノパミンにはどのような特徴があるのでしょうか。
今から紹介していきます。
基本的な薬効・適応
非カテコールアミン類。
(カテコール核の3位、4位がメトキシ基であるため)
心臓のβ1受容体を刺激して、心筋収縮力を増強させる。(経口)
慢性心不全に使用する。
デノパミンの使用による血圧変化
β1‐受容体刺激作用により心拍出量は増加しますが、全末梢血管抵抗は減少し、平均血圧は変化しません。長期間使用しても、耐性が生じにくい薬です。
参照:1.デノパミン製剤
・心拍出量は増加
・血圧は変化はなし
・耐性は生じにくい
以上3点が、デノパミンの特徴のようです。
カルグート(デノパミン)の名前の由来
ドイツ語のKardial(心臓の)とGut(良い)を合わせた意味で心臓に良い薬 という意味をもつ。
参照:カルグルート インタビューフォーム
補足資料
添付文書:カルグート錠5・10,細粒5%
インタビューフォーム:https://medical.mt-pharma.co.jp/di/file/if/f_kal_a.pdf